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貴金属相場を考えていたら米中対立にたどり着いた話

日記

こんばんは。くりです。
このブログに来てくださって感謝しています。

昨今、貴金属相場では金価格が上昇し、最高値を更新続けています。
それにつられてか、銀価格も急上昇を続けています。

私、金の積立投資をここ10年ほど続けてまして、ようやく実った時期となりました。
今年の4月から、積立投資は一時ストップ。それでも平均単価は4,400円台。うまうまですな。

貴金属相場について(主に金・銀)について自分なりに考えてみました。

面白いことに、銀の価格高騰は、米中対立に関係しているんではなかろうか?と結論付けました。ここは、私個人の見解になりますので、あまり参考になさらず。

金が買われる理由

金が買われる理由は、様々な要因が考えられますが、ただ単に「安全資産」だから買われると考えた方がスマートです。要するに、他の投資商品が危険であったり、リターンが期待できないと判断され、安全資産に資金が入り込むって事ですな。

何故、金が安全資産か?ググった方が良い情報が入りますので、ここでは触れません。

金相場のよくよくチャートを見てみると、2020年の今年だけ金価格が上昇している訳ではありません。

金が上昇トレンド入りしたのは、2019年6月から7月にかけて。1オンス1350ドル近辺を超えてから、明確にトレインド入りしています。

その理由について政治、経済の側面から考えてみます。

世界政治の不安定 肝は米中対立

その背景として、記憶に新しい2018年、アメリカの対中国に対する貿易赤字についてトランプ大統領がブチギレ。中国製品に関税をかけまくり、中国も対抗措置として関税かけまる米中貿易摩擦がありましたね。

一時休戦になると思いきや、2018年12月ファーウェイの孟晩舟副会長をカナダで逮捕しちゃったんです。さ・ら・に2019年5月安全保障上を理由に、アメリカ企業に対してファーウェイに半導体やソフトウェアの販売を規制します。

2019年6月G20大阪サミットで、米中決別は避けられたものの、根本的な解決には繋がらず。

その他にも、中東情勢の悪化や2019年7月にはホルムズ海峡封鎖危機がありました。

不安要素は数知れず、イギリスのEU離脱、極東アジア情勢の緊迫などありましたね。

米中対立は現在進行形

GDP世界一位のアメリカと、二位の中国がバチバチ殴りあっている状況はずっと続いています。トランプ大統領は、コロナをチャイナウィルスとまで言ってましたね(笑)
最近ですと、領事館閉鎖合戦。5Gの覇権争い。TikTok使っちゃダメよ戦法。
結局、大統領令出しちゃったみたいです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200807/k10012556001000.html?utm_int=word_contents_list-items_005&word_result=米中対立

まーともかく、米中対立が政治不安の種となるのは間違いなし。

 

経済の仕組みから考える

新型コロナウィルスの影響もあって、世界的に金融緩和がムーブメント。経済の基本的な仕組みから考えると。

金融緩和

国債(債務)が増える

お金がジャブジャブ

運用先として株が買われ、株価は上がる

けど実体経済はヘトヘト  ※今ここ

実体経済が限界を突破し、経済危機がおこっちゃう

まーこうならないように、世界各国金融緩和して頑張っているのでしょうが、投資家心理としては経済危機が起こることを考えざる得ない訳ですな。お金は安全資産の金に向かいやすくなります。

マイナス金利の副産物でもある

欧州ではマイナス金利の導入が既に定着しています。ドイツ、オランダ、スイスなどで短期国債でマイナス金利がみられます。また各国でも中央銀行がマイナス金利を導入しています。
民間の銀行ですら、口座預金者から手数料を徴収する事態となっています。

国債は、元本保証で金利がつく為に、基本的に投資対象としては安全なものなのです。しかし、マイナス金利となると、投資家から見ればデメリットでしかありません。

デメリットと言いますと、金は金利がつかないことがデメリットと言われてきました。

安全な国債の金利がマイナスな訳ですから、金のデメリットである金利がつかないこと→金利が取られないというメリットに変わっちゃいますね。

アメリカ国債も金利が低下しています。さらに金に資金が流入する可能性も考えられます。

余談ですが、日本では民間の銀行が中央銀行に預ける預金にマイナス金利をつけている状況で、私たちに今は直接影響はありませんが、近い将来、欧州のように口座預金者から手数料を徴収する事態になりそうな予感。
日本も欧州並みのマイナス金利を導入したとすると、皆さんはどう行動しますか?
ちょっと次の投資先が見つかりそうですな。

次に、金と銀を比較しながら銀が買われる理由を考えてみます。

銀が買われる理由

金と銀をざっくり比較してみます。

 金と銀の比較
希少性 高い 低い
主な需要 装飾品・投資 工業用

 

金は、採掘された量に限りがあり希少価値があります。主な需要は、装飾品・投資で約8割を占めます。工業用途は1割程度。

一方、銀は銅や鉛を採掘する際に一緒に採れる鉱物です。要するに金山はあっても銀山はないんですね。銅や鉛を含む鉱物から採れる訳ですから、掘ったら出るってことです。
用途としては、工業用で約6割、装飾品で2割、投資で1.5割程度です。

このように比較してみると、金と銀は対象的に見えますが一つ共通点があります。
それは、両者とも過去に通貨として使用されていた歴史があります。
銀は、金ほどではありませんが、投資対象の一つでもあります。

金と比較され、安価の為買われた。

金と銀の価格を見る際に、「金銀比価」というものがあります。
「金銀比価」は、金の価格を銀の価格で割った数値です。注意点としては、相場の相関性を示すものではなく、過去に金貨と銀貨の価値を示す指標として使用されていたとか。

その金銀比価が、歴史的に大きな数字となった為、銀が割安と判断されたと容易に想像できますな。

金と銀は、過去に通貨であった歴史からセットとして捉えることができます。
しばらくは、金が上がれば銀も上がる相場になってきたとも言えます。

経済回復を見越して、需要高から買われた?

一部のメディアで、金融緩和による経済回復の期待から需要高を見越して買われたとありましたが、これは違うんではないかと。
貴金属相場をみますと分かりますが、金と銀と比べてプラチナとパラジウムは、上昇基調にあるものの、明らかに違った動きをしています。プラチナは銀より希少性、工業用途と共に需要は高いですからね。

中国と銀の関係 中国は銀にめっちゃ苦い経験がある

16世紀、明と清の時代に貿易で多くの銀が流入しました。清時代には、海外貿易の緩和により更に多くの銀が流入し、清では銀本位制が取られていました。
当時、税金は銀で納める必要がありました。市民は日常的に銅銭を使用していたので、納税する際、銅銭を銀に変える必要があったのです。それぐらい当時、銀には価値があったのですね。

アヘン戦争

世界史でここら辺は勉強しましたよね。

1800年代後半、絹織物、お茶がヨーロッパで高い人気を博します。当時、貿易の覇権を握っていたイギリスは、絹織物、お茶の輸入に銀で支払いをしていました。この頃、イギリスをはじめヨーロッパでは銀本位制若しくは金銀複本位制が採用されてたので、イギリスにとっては、清から輸入し続ける限り貴重な銀が流出することになります。
またイギリスは、清に対して輸入超過な状況でした。イギリスは清に自由貿易拡大を求めますが、清はそれを拒否。

ここで三角貿易が出てきます。イギリスからインドに綿織物を運び、インドでアヘンを生産して、清に密輸。その支払いにお茶が充てられましたが、お茶では足りず銀で支払いをすることになります。

アヘンが流行し、清から大量の銀が流出。清は財政難へ。

清はアヘンを取り締まり、イギリスはそれに反発。アヘン戦争に突入。
清はそれに敗れ、不平等条約の南京条約を結ぶことになりました。

いやー、イギリスのやり方えぐいですな。

世界恐慌

1800年代末からイギリスをはじめとし、ヨーロッパ諸国、アメリカなど金本位制を導入します。日本もそうでしたね。(世界一次大戦の時期、一時中断)

一方、中国は銀の流通が安定してきたこともあって、銀本位制を採用していました。当時の中国は世界的にみて特異な通貨システムでした。

1929年9月 アメリカを発端に、世界恐慌 通称ブラックチューズデーが起こります。この影響はデフレが始まりなど、甚大なる影響を与えることに。

中国はというと、世界恐慌が始まって2年ぐらいは物価に大きな影響がなかったんですね。銀本位制の通貨システムを採っていましたので、金本位制の通貨との外国為替取引に制限がなかったことと、銀の価格の下落は外国為替レートの切り下げに作用し、輸出にはプラスに作用しました。

世界的に金本位制から離脱、自国通貨の切り下げ、銀価格が上昇する。

1931年9月 イギリスが金本位制を離脱して、自国通貨を切り下げます。この流れは、世界的に広がり1933年にはアメリカも金本位制を離脱します。

景気拡大の政策と、各国自国通貨の切り下げにより銀の国際価格は上昇し、中国から銀の流出が始まります。

とどめを刺すのはアメリカ

1934年6月当時のアメリカ大統領、ルーズベルト大統領は「銀買上法」を議会に通過させます。

この影響を受けて、更に銀の国際価格が上昇し、中国から大量の銀が流出することになります。要するに、アメリカはドル安元高に誘導して、アメリカの輸出を増やす。銀を担保に貨幣の供給を図りたかった訳ですな。まさにアメリカファースト。

中国はこの影響を受け、大量の銀がアメリカに流出。アメリカに持っていけば高く買ってもらえる訳ですからね。上海金融市場は深刻なデフレに見舞われ、企業の債務不履行、倒産が相次ぐ結果となりました。そして中国は幣制改革を余儀なくされた訳です。

今回の銀価格の高騰と中国との関係

中国と銀の歴史を踏まえて、近代の米中対立を考えると、今回の銀価格高騰には裏がありそうな気になってしまいます。

銀の輸入国 第1位は中国だった

財務省貿易統計によると、2017年のデータですが、中国は世界の銀鉱石の輸入を8割占めています。自国でも生産していますが、世界の生産割合をみると1割弱です。

銀は主に工業用途に使用されますので、原料の調達コストが上がれば物を作っても利益が取れなくなる。すなわち製造業に大打撃ですな。

中国の製造業のGDPは、アメリカと日本を上回っていますし、欧州全体規模と同程度です。

また、銀は工業用途でソーラーパネルの需要が大きく伸びています。世界的に中国のソーラーパネル製造量のシェアは7割です。

製造業は世界中にありますので、中国だけ狙い撃ちという訳にはいきませんが。
うーん、中国を狙っているように思えて仕方ありません。

 

デワデワ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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